１．漫画情報
作品名：ヴィンランド・サガ（VINLAND SAGA）
ジャンル：歴史
鑑賞履歴： 2005年～ 25巻（2021/9/28 購入）
公式サイト：講談社 アフタヌーン公式
wikipedia：wiki
作者：幸村誠
制作年：2005年4月～未完（ 最新巻25巻 ）
制作国：日本
掲載：月刊アフタヌーン （当初の半年は週刊マガジン）
出版社：講談社
受賞歴：2009年 第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門 大賞
2012年 第36回講談社漫画賞 「一般部門」
映像化：『ヴィンランド・サガ SEASON1』2019年7月～12月 NHK総合 WIT STUDIO
『ヴィンランド・サガ SEASON1』 制作決定 2021/7/7
映像化公式：制作委員会公式
映像化動画：
SEASON1予告
SEASON2制作決定動画
amazon primeでアニメ版を観る。
２．評価（個人）
個人的な好き度合い：★ ☆ ☆ （1/3）
※ ★☆☆～★★★が凄く面白いで、普通に面白い以下は全て☆☆☆です。
未完なので一時的な評価にはなりますが、かなり面白いです。
完結後に、全体を通しての感想と共に最終評価を行います。
３．感想（１～２４巻）
※※※ 以下、ネタバレありです！ ※※※
『プラネテス』を読んで、凄く内省的な話を作る人と思っていましたが、やっぱり心を抉る抉るの話でした。
ちょっと途中は話の大筋よりもトルフィンの心情描写の方が比重が高くて、読むのに体力がいるような感じに。
実際の所、スヴェン王とアシェラッドのやり取りの辺りは改めて読み返すととんでもなく面白いんですが、読んだ当初は、なんでここまで重たくしたかな？と、ちょっとうんざり気味でした。
ただ、その後も読み続け、アルネイズの登場辺りで一気に話が面白くなり、そのままの面白さを保ちながら現在まで進んでいます。
４．感想（２４、２５巻） 2021/10/04
※※※ 以下、ネタバレありです！ ※※※
ひたすら内省的でトルフィンが自身を抉りながら進んだ１部を抜けて２部が開始。
家族ができ、仲間と共に新しい物語の始まりとして、意外なほどの穏やかな日々が描かれますが、収まらない悪夢やヒルドとのやり取りを通して、トルフィンがかつての業を背負いながら贖罪を続けていく姿も描かれます。
そんな中、ハーフダンとのやり取りは人と人との心の垣根が溶けていくような心地よさ。
こうして主義や利益が異なる相手とも、戦わずに心を通わせていくことをトルフィンはずっと望んでいたので、それが実現できたことに安心します。
また、再会したレイフがボケていたことは悲しかったけれど、父親として彼とトールズだけではなく、アシェラッドも思い浮かべるのも感慨深いです。
他にも、開拓した土地をアルネイズの村として名付けた事も、彼らの過去が今に行き着いている事に穏やかな気持ちになりました。
死んでいった人達を心の中に残して彼らが国を作っていく姿は、やっぱりホッとします。
ただ、２部の物語が動き始めるのはこの先、次巻からかな？とも思いながら。
現地の人々との接触が穏便に進むのか？
裏切りを内に宿すイーヴァルも不穏だし、かつてのトルフィンと関わるクヌート王、トルケル、ガルム、フローキは流石にないのかな？
彼らが関わり、きっと新たな火種も持ってくるんだろうと思うと、２部も暗い時期は来るだろうな。と思いながら。
最後に、シグやんとってもいい人！
５．お勧めしたい人
こんな方にはお勧めの漫画かも知れません。
・（漫画）人の狂気が感じられる漫画を読みたい方。
・（漫画）緊迫感のある怖さを描いた漫画が好きな方。
・（漫画）常識や道徳観が崩れていく漫画が好きな方。
・（漫画）困難な状況に仲間と立ち向かう一体感を感じるのが好きな方。
・（漫画）専門的な知識や考察が優れた漫画。
・（漫画）緊迫感のあるアクションを感じられる漫画。
・（漫画）戦争で引き裂かれる男女の話を観たい方。
・（漫画）男同士の友情の芽生えに萌える映画が好きな方。
・（漫画）胸糞キャラを観るのが好きな方。
・（漫画）メンタルの強い男性が好きな方。
・（漫画）戦争漫画や戦時中の話が好きな方。
・（漫画）歴史を扱った漫画が好きな方。
・（漫画）主人公の心情をモノローグ形式で伝える漫画が好きな方。
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